CoffeeMeeting代表 山本大策氏 インタビュー前編

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コーヒー1杯を飲む時間を一緒に過ごしたい人と出会うためのサービス 『 CoffeeMeeting 』 。
今年に入ってからCoffeeMeetingは東京を飛び出し京都、名古屋、福岡にてイベントを開催。年内残り3都市でのイベント開催を予定している。今回は、その代表である山本氏へ、 『 CoffeeMeeting × 地方都市 』 を通じて見えてきた現代の地域性、そしてサービスの可能性、今後の進行に関してのお話を伺った。


▲FAAVO運用会社サーチフィールド社長小林、CoffeeMeeting代表山本、FAAVO齋藤。レレレのポーズ。

CoffeeMeeting…FacebookやTwitterでよく見かける、「近いけど遠い人」と話をしてみたいなと思ったことありませんか? CoffeeMeeting(コーヒーミーティング)は、コーヒー1杯を飲む時間を一緒に過ごしたい人と出会うためのサービスです。 お茶をしてもオッケーな空き時間と場所をシェアし、短いけれど大切な時間を共有しましょう!

齋藤  本日はお忙しいところありがとうございます。本日の取材での質問内容は、先日ご送付させて頂いた内容のものになります。

山本  よろしくお願いします。実は、ちょっとした事前準備をこのスケッチブックへさせて頂いております。後からのお楽しみということで(笑)。
齋藤  そうなんですね!ありがとうございます(笑)。
それでは本日は 『 CoffeeMeetingと地方活性化 』 というテーマで進行させて頂きます。気になったことは随時、弊社社長の小林からもさせて頂きます。

小林  よろしくお願い致します。

齋藤  早速ですが質問に移らせて頂きたいと思います。今年に入ってから東京の外、京都や名古屋などの6都市にてCoffeeMeetingのイベントを開催されているようですが、その理由をお聞かせ願えますか?


▲2012年8月25日に名古屋で初めて開催された 『 みんなでコーヒーミーティングVol.4名古屋 』 の様子

山本  今年2月にリリースした時点でのCoffeeMeetingの開催地は東京のみでした。その時期に僕がCoffeeMeetingをした相手から、このサービスをイベント展開した方がいいと強く勧められたんです。会場までお貸しくださるとまで仰って下さったので、せっかくだからやっちゃおうと。それがそもそものきっかけですね。イベント自体の会場地も当初は東京のみを想定して始めました。
最初、CoffeeMeeting のFacebookページだけにイベントページを作成したのですが、オープン1時間程度で90人以上の方々にお申込み頂けました。これには正直とても驚きました。最終的には200人で実施したのですが、これは凄いと思い、引き続き東京で2~3回開催させて頂いたんですね。それと同時並行で、CoffeeMeetingはこんなイベントをやってますよ、と広報を出していたら地方都市の方から 『やってください』 との問い合わせが来たんです。最初にお問い合わせくださったのは名古屋だったと記憶しております。
その1連の流れを通じ、CoffeeMeetingイベントのニーズは地方にもあるんだ、と思わされました。そこで!

齋藤  お、スケッチブック、来ましたね(笑)。

山本  東京じゃなくてもアツい!これです!

齋藤  おおー!

小林  素晴らしい!

山本  ありがとうございます(笑)。 実はCoffeeMeetingのサイトは問い合わせフォームを用意していないので、運営側へ連絡をする際には個人メールを使わなければならないのです。にも関わらず、そのひと手間を惜しまずご連絡くださる方が実際にいらっしゃるんですね。
このような傾向を鑑みた上で、CoffeeMeetingのユーザー層の厚そうな地方を選び、そちらでもイベントを実施させて頂くことにしました。

齋藤  『 CoffeeMeeting 』 というネーミングが的確かつシンプルなので人に伝えやすく、またイベントなどへも気軽に参加できそうな空気感がいいですよね。

山本  ありがとうございます。イベントへは、実はユーザー登録していないのに来ちゃいましたという方もいらっしゃいましたね。楽しそうだったんで、とか(笑)。

齋藤  その、気軽に参加できちゃう 『 ゆるさ 』 はCoffeeMeetingの特徴の1つかもしれませんね。問い合わせがあったとしても、集客面など、地方でイベントを開催することに対する不安などはありませんでしたか?

山本  そうですね。問い合わせがあるので参加者数は見込めるという目算はありましたが、それ以上に名古屋や京都からご参加下さった方は、それらの地域に位置するコワーキングスペースなどでご活動、ご活躍されている方々でしたので、集客面に関してもなども問題ないだろうと安心しておりましたし、実際それに間違いはありませんでした。

齋藤  素晴らしいですね。

山本  ありがとうございます。地方都市の皆様のおかげで、開催時は30人程度お集まりいただけます。

齋藤  2012年9月時点で、3都市にて開催されたとのことですが?

山本  そうですね。京都に始まり次が名古屋、直近だと福岡のMYOJOWARAKUというイベントにて開催させて頂きました。福岡に限ってはブースでのCoffeeMeetingとなりましたので、いつもと違ったやり方になりました。また、MYOJOWARAKUへご来場されていた方々のウェブサービスに対する感度もとても高かったため、福岡ならではの楽しい特別イベントになりました。実は九州繋がりということで、来年には宮崎でもイベントをやるかもしれないんです。その際はぜひ合同でやりましょう!

齋藤  ありがとうございます。ぜひ!よろしくお願いします。

山本  実は大分でやろうという話もあるんです。大分のユーザーへは結構CoffeeMeetingをご利用いただいてますね。宮崎はまだ1件もないようですが、これから、ということで(笑)。
小林  宮崎を挙げてのCoffeeMeetingを楽しみにしています(笑)。

齋藤  ちなみに、各都市にて開催されたCoffeeMeeting。その地域独自のオリジナリティはありましたか?

山本  まず最初は、CoffeeMeetingが初めて開催された地方都市、京都のオリジナリティからご紹介させて頂きます!

山本  ベタかもしれませんが、京都は本当に上品でしたね(笑)。
実は京都では、きんせ旅館という推定築年数250年の歴史あるモダンな旅館を貸し切ってCoffeeMeetingイベントを開催させて頂きました。場の雰囲気そのものがまずすごかったのですが、そこへお越しいただいた方々が大人びた雰囲気だったことへも驚きましたね。僕が参加者に向かって何かをアナウンスすると、それまでのざわめきが一瞬ですっと引いて静寂に変わってしまうんですね。運営がしやすくてしょうがありませんでしたが、逆にそれ故のプレッシャーと言いますか、緊張もしてしまいましたね(笑)。ですが本当に皆さん大人で、よい人たちばかりでしたね。

齋藤  参加者の年齢層はどの程度でしたか?

山本  京都の年齢層は他県や東京と比べるとやや高めだったと思います。中心の参加者層は大体30~40歳程度でしょうか。女性の方々も他都市と比べ多めだった印象ですね。


▲京都のコーヒーミーティングの会場となったきんせ旅館

齋藤  参加者の参加プロセスは、普段のCoffeeMeetingのそれとは異なっていましたか?

山本  京都のイベントでは、Faebookに開設されたCoffeeMeetingイベントページへ応募して下さった30名の方々を参加者として当日お招きいたしました。ですので、通常のCoffeeMeetingと異なり、誰かとマッチングしなくとも参加できる仕組みを取らせて頂いておりました。当日には3~4名程度でチームを作っていただき、その中で色々と話をして頂く企画を立てました。

齋藤  チームごとにはみなさん、どのようなお話をされていましたか?

山本  各チームへ、京都でCoffeeMeetingを広めるためのブレストをして頂きました。チーム毎に1冊づつのスケッチブックを配布し、そこに京都でCoffeeMeetingを広めるためのアイディアを書いてもらい、参加者1人1人が1番いいと思うものへ投票するという企画ですね。最終的に、京都の1位は 『 お寺でCoffeeMeeting 』 になりました(笑)。

齋藤  京都らしさが全面に出ていますね(笑)。

山本  本当そうですよね(笑)。そして、1位になったアイディアは僕が責任を持って実現することになっています。なので、京都で次回CoffeeMeetingをやるとすると、その会場はお寺になるでしょうね(笑)。京都のお寺って実は借りられるそうなんです。

齋藤  CoffeeMeetingから土地柄がよくにじみ出て来ていますね。

山本  僕もそれで少し興味が沸いちゃって(笑)。今度、CoffeeMeetingユーザーと目黒にあるお寺で座禅をした後にCoffeeMeetingをする約束をしているんですよ(笑)。

齋藤  それはまた面白いCoffeeMeetingの応用方法ですね(笑)。

山本  ちなみにそこでは、コーヒーでなくお茶が出るらしいんです。
小林  CoffeeMeetingはコーヒー以外、飲料であれば何でも大丈夫なんですよね。

山本  全く問題ないですね。あるユーザーのグループは、B級グルメの飲食店を会場にCoffeeMeetingをされているそうです(笑)。

齋藤  もはやコーヒーの要素が一切感じられない域ですね(笑)。となると、京都でも今後、飲み物などが変わってくる可能性もございますか?

山本  そうですね、これもまたベタですが、お抹茶でもよいのではないでしょうか(笑)。
小林  これほどまでに応用が利くウェブサービスは聞いたことがありません。

山本  近年、人々の集いをアシストするウェブサービスの種類が増えてきているんですね。人々へバーベキューの開催とお誘いを呼びかけたり。そういった使い方をしてくださるユーザーがCoffeeMeetingにもいらっしゃるんです。ユーザーへ自由に活用して頂けているのは本当に有難いことだと思います。


▲代々木公園で突発的に開催された多数のCoffeeMeeting。

齋藤  CoffeeMeetingユーザーの自主性の高さには驚くべきものがあります。各地方都市で開催されたCoffeeMeetingのイベントでも皆様本当に真剣にブレストされていて。

山本  そうですね。ユーザーが心底応援して下さっていることは常々感じておりますので、その期待には応えたいと思います。また、これらのイベントは、僕は地方のユーザーへもきちんと目を向け、気を配っているということをきちんと知ってほしくて開催させて頂いています。

齋藤  なるほど。では京都の次に目を向けられた地方都市はどちらですか?

山本  名古屋ですね。名古屋の地域性も用意いたしましたが、ご存じないかもしれません。

山本  名古屋はモーニング!モーニングとは、喫茶店による独自の超割安朝定食の総称です。名古屋が発祥なんです。皆さんがご存知のモーニングは、コーヒーにささやかなトーストや卵がついてくるものだと思います。ですが、名古屋のモーニングへは何故かうどんやおにぎりがコーヒーのおまけについてくるんです。最早ただの朝食という(笑)。

小林  コーヒーと食事のバランスが完全に逆転してますね(笑)。

山本  そうなんですよ(笑)。ちなみに、名古屋の位置する愛知県の全飲食店のうち喫茶店の占める割合は全国トップの41.5%なんですよね。東京は17.7%、全国平均は24.4%と、ここからもそのすごさがよくわかります。

齋藤  東京でも宮崎と比べると多いなと思っていましたが、更にその上をいくとは!

山本  本当に多いんですよね。数も多いし、人々の消費量も同じくらい多いんです。都市別の年間支出喫茶代は1位の岐阜市の13,360円と非常に僅差の13,240円(平均5,128円)と、平均の倍以上数字を出しているんです。

齋藤  とういうことは皆、ほぼ毎日モーニングを食べているんでしょうね。

山本  僕が聞いたところによるとそのようです。ただ僕は行くまで、名古屋の喫茶店文化を全く知らなくて。もしかすると名古屋はCoffeeMeetingの聖地と足りうるかもしれないということを行ってから気づきました(笑)。

齋藤  では次回は、モーニングを食べながらのCoffeeMeetingもあり得ますね(笑)。

山本  もちろんそういうアイディアもでましたね(笑)。ですが最終的に選ばれたアイディアは 『 会社でCoffeeMeeting 』 という企画でした。CoffeeMeetingの企画者をある企業の社員が担当することにより、CoffeeMeeting参加者は社内見学も兼ね、企業へ気軽に遊びに行けるという企画です。


▲名古屋のCoffeeMeetingで選ばれたアイディア『会社でCoffeeMeeting』を提案したチーム

小林  それは会社の広報としてもぜひ活用してみたいですね。

山本  実は今、その企画をひろく活用できればと思い、会社内をCoffeeMeetingの開催地とするページを作っています。


▲CoffeeMeeting 『 会社から探す 』 のページ

山本  CoffeeMeetingのオプションとして、僕が企画者となって、御社でCoffeeMeetingのイベントを開催するという概要ですね。御社に興味のあるユーザーを対象とした 『ゆるい』 社内見学日として、ご活用いただけないかなと思いまして。

齋藤  地方で生まれたアイディアが全国に広がってゆくのも 『 CoffeeMeeting × 地方都市 』の特徴、面白いポイントの1つかもしれませんね。福岡でのCoffeeMeetingはどうだったのでしょうか?

山本  福岡は先ほど、MYOJOWARAKUというイベントへ参加させて頂いた旨はお伝えしたと思います。その時の印象も踏まえると、福岡の地域性の印象はこれ!ですね。

山本  福岡はクリエイティブ。

齋藤  京都は上品、名古屋はモーニング、そして最後の福岡はクリエイティブ。

山本  福岡に関してはある程度、想像はしていましたがやはり凄かったですね。アメリカの西海岸特有のカルチャーに見られるような、音楽とITが混ざり合ったイベントを開催したいという理由からMYOJOWARAKUを立ち上げられたそうです。CoffeeMeetingはそのイベントの1企画としてお呼び頂きました。また、これは実際行ってから知ったのですが、福岡には人が集まる場所が数か所に限られているようでした。東京だと人が集まる場所は複数の街に分散されていると思うのですが、福岡ではそれがないため、ミュージシャンやウェブデザイナー、アート関係者が自然に集いあう場所が存在するようなのです。そこで、自然に他分野の人たちが繋がりあって、なぜかプログラミングが本職の人が誘われてDJとしてイベントに出演しちゃうとか。そういう出来事が自然にクロスオーバーしていく土壌がある地域という印象でした。


アジアのテクノロジーとクリエイティブに関わる人々が福岡に集まるフェスティバル、明星和楽

齋藤  僕は地元が九州の宮崎ということもあり、よく福岡にも行くのですが、それは確かに強く感じますね。都市エリアと田舎エリアがとても上手く区分けされているイメージです。都市の中心部から3、4駅ほど離れると、街の様子があっという間に様変わりし、住み勝手のよさそうな居住区になりますよね。

山本  ああいった土地柄は魅力的ですよね。いい地域性を持たれている印象でした。

齋藤  CoffeeMeetingを各地で開催する事を通じ、京都ではその土地の文化が見えるような応用のされ方が興味深かったです。また、名古屋では、名古屋で生まれたアイディアがCoffeeMeetingを通じて全国にまた展開していく、という面白い発想の循環が生まれているように感じます。今後、各地域でCoffeeMeetingを開催することにより、その地域の伝統というソフトが現代の新たな習慣というハードへインストールされ、コネクトしている各地方のCoffeeMeetingへ一斉に伝播してゆくのでは、と期待をしています。

後編は以下URLからどうぞ!
http://faavo.jp/magazine/archives/2521

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今年2012年10月後半から11月にかけて、仙台、札幌、大阪にて 『 みんなでコーヒーミーティング 』 を開催します!まだコーヒーミーティングはしたことがないという皆さまでも、楽しめるイベントです。仙台、札幌、大阪の皆さま、この機会にぜひご参加ください!

10月21日(日)「みんなでコーヒーミーティング Vol.6 in 仙台」
参加はこちらから -> https://www.facebook.com/events/541267509222177/

10月27日(土)「みんなでコーヒーミーティング Vol.5 in 札幌」
参加はこちらから -> https://www.facebook.com/events/467085869979385/

11月11日(日)「みんなでコーヒーミーティング Vol.7 in 大阪」
参加はこちらから -> https://www.facebook.com/events/278091712310282/

取材:齋藤、小林  文・写真:松岡

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