FAAVO対談 ~tetote吉田×FAAVO齋藤~ 後編

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前編に引き続き、ハンドメイド、手作り品の販売・購入が出来るフリーマーケットサイトtetoteプロデューサーの吉田さんとFAAVO齋藤の対談の後半をお送りしたいと思います。

tetote…ハンドメイド作品が出品・購入できる日本最大級のフリーマーケットサイト。「インターネットの力」で、地域や世代を超えて作り手と買い手の「手と手」をつなぎ、世の中にHappyを増やしたい。そんな想いで運営されている。

前編はコチラにてお読みいただけます!

齋藤 じゃあ次は、『男のビッグバン』 にしましょうか!

齋藤 FAAVOはサービスを始めてからまだ1ヵ月しかたってないですが、既にたくさんやりがいを感じています。地域活性化団体から、『FAAVOでプロジェクトの資金集めを成功させたことで、多くの人たちから注目され、団体自体の問い合わせが増えて嬉しい』というお言葉を頂きました。その時は、FAAVOを始めてよかったな、と心から思いました。やりがいを感じた最も印象的な出来事でしたね。

吉田 僕はtetoteの仕事を通じてずっとやりがいを感じ続けています。「初めて作品が売れた!」という報告を聞いたときとかはすごく嬉しいですね。
tetoteではネット通販のコツを紹介するクリエイター通信というものを隔週で配信しています。例えば同じカメラのストラップをネット販売するとして、タイトルが次の二つあったとします『カメラのストラップ』『本革のストラップ(黒)アジャスター付き 送料無料』この場合、後者の『本革のストラップ(黒)アジャスター付き 送料無料』というタイトルの方が明らかに買われやすくなります。例え、写真も値段も送料も同じでも。そういったコツはあまり知られてはいませんが、ネット販売業界においての定石が色々あるんです。
そういったコツをまとめて隔週でメールでを送っていると、クリエイターから『クリエイター通信の通りにやってみたら作品が初めて2つも売れました!ありがとうございました!』という返信を頂けることがあります。実際にその方の作品ページを見てみたら確かに素敵になっていて。効果の見えづらい隔週の配信ではありますが、そのようなボトムアップの効果を感じられ、且つ作品が売れてハッピーが生まれるのはとても嬉しく、やりがいに繋がりますね。

齋藤 素晴らしいですね!この勢いでいきましょう!次のテーマは何にしますか?

吉田 では、『君の瞳に完敗』でいきましょう。

吉田 そうですね。僕がFAAVOで一番いいなと思うのは、今の時代だからこそ出来る、個人単位の街おこしではないでしょうか。みんなで一致団結しながら同時に、個人個人が出来る街や故郷への貢献の機会を提供できる、ということは純粋にすごいなと思いますね。

齋藤 じゃ、まあちょっと頑張っていかないとデスネ。

吉田 なにその感じ。笑

齋藤 いや、なんか褒められると恥ずかしい感じ。笑

吉田 なるほどね。笑

齋藤 僕は、”吉田さん”がされているサービスだからこそ、tetoteいいなと思っています。クリエイターの販路を増やそうと活動されている人はもちろん吉田さん以外にもいらっしゃいます。ですが最終的には、その課題に取り組む人こそが重要になってくるのではないかと僕は考えています。

吉田 恐縮です。ありがとうございます。でも確かに、僕も人は重要だと思います。熱意だけじゃ食べてはいけませんが、熱意が無いことをやる必要性も感じないので。
僕は美術大学を卒業しているということもあり、クリエイターの気持ちが少なからず理解できると自負しています。美大を通じて得た経験が、tetoteに参加する大きなきっかけになったとも思いますね。もちろん、個人的にはクリエイター支援活動は行いたいと考えていますが、現状tetoteはクリエイターの支援として成り立ってはいません。結果としてそうなればいいとは思いますが、あくまでビジネスとして成立させなければいけないので。

齋藤 話が少しそれますがビジネスの現場で、ある種の社会起業的な仕事をしようと思ったきっかけって何かありますか?

吉田 僕の場合、岐阜の多治見で共同生活をしながら制作活動を行っている陶芸家と日本画家の友人たちの存在が1つのきっかけになりました。
彼らの立場で考えて見ると、岐阜の山奥で一生懸命作った器を東京でいくら頑張って売りこもうとしても交通費はが高いし、営業力が必要だったり、安く買い取られたりとで、創作活動以外の部分が色々と必要になってしまっているということがわかりました。そのせいで制作にも集中できない。また、クリエイターとしてきちんと輝ける場所も少ないことがわかりました。そういった気づきを通じて、僕の周りにいる素敵な人たちがもっと輝けるようなことを生業にしていきたいと思うようになりました。そんなことを思っていたら、tetoteに出会い、これじゃん!と。

齋藤 社会起業的なウェブサービスをビジネスの分野で運営する上で注意していることはありますか?

吉田 tetoteはCtoC(個人間取引)サービスなので、あくまでもユーザーが主体であるべきだと僕は考えています。これは、甲乙を付けたり、ビジネスにより過ぎた舵の取り方は絶対に行わない、という前提で運用するという意味です。ボトムアップを常に図ることで、クリエイター全員が頑張れる土壌を運営側が作るべきであると思います。FAAVOはどうですか?

齋藤 FAAVOに関して言うと、地元を盛り上げることに繋がるかどうか、という判断基準だけはぶらしたくないとは考えています。ただ、会社としてはもちろんビジネスに寄らなければいけない場面もあるので、バランスを見ながら運営を行えればとは思っています。

吉田 ユーザー主体と行っても、運営が主体的に動くことも中には必要です。tetoteがクリエイターを、FAAVOがプロジェクトをピックアップすることは、サービスのフェーズによって変わりますが、運営側がまだやらなければいけない部分だとも思います。ただ、そこに対してどういうスタンスでいるかが重要ではないでしょうか。例えば、tetoteのピックアップでは、初めて来たユーザーが、tetoteがどのようなサービスかわからない中で、『あ、こんな素敵な作品がたくさんあるんだ』と理解してもらうために、最初に作品と出会う大切な場として運用しています。


tetoteのピックアップ作品

吉田 そのためにも運営側はとても複雑なポジションの取り方をしなければならないのですが、ピックアップをすることで売買の追い風を起こすこと、素敵だけどなかなか人目に触れられていない作品を紹介すること、人気の高いジャンル・低いジャンルを紹介すること、色んな観点でピックアップすることが出来ます。ですが運営者は神様になってはいけないと思います。あくまでもtetoteを盛り上げる黒子で、権力を持ってはいけない。そこのスタンスの取り方は難しいですよね。

齋藤 そうですね。FAAVOでも、「主役はプレイヤー(起案者)」ということはとても意識しています。あくまでFAAVOはプロジェクトのPR、コミュニティ形成の場であり、直接的に地域を盛り上げる活動を行い、貢献しているのはプレイヤーである、ということはこれから先も変な勘違いをしないように、自分自身でも肝に命じています。
お互い頑張りましょう!では最後に、『今どきのわけもん』で。

齋藤 僕はFAAVOを始めてまだ1ヵ月ですが、会社自体は4年間、代表取締役として経営してきました。今年でもう5年目ですね。その経験をもとに言うと、『”先”を見る』ということでしょうか。過去を振り返った時、あの時にこうしておけばよかったなと後悔の念に駆られることがたくさんあると思います。過去の失敗から学んで次に生かすことができせればばよいですが、それを引きずり過ぎてネガティブな見方をするようになることはとても危険だと僕は思っています。だから僕は、様々な人とお話させて頂く際に、これまでのことは理解しました、じゃあ今からは何をしよう?とよく質問しています。これは地方の方々や会社のメンバーともよく話しています。次のアクション、大きい目標の中の最初の一歩目ということをすごく意識しているので、基本的に前を見て話す、前のことを意識して話す、という姿勢が必要だと思います。

吉田 僕は、極力シンプルに考えることが必要だと思います。新しいことをする時に憂鬱になってしまうこと、不安に感じることはいくらでもあるのですが、最も重要なことは何かと考えた時に、大体それで全て解決できるような軸を持つ事でしょうかます。僕の場合だとtetoteの成功にだけ焦点を合わせて常に物事を考えています。考えを極力シンプルにすること。それがやっぱり必要かなと感じますね。

CtoCサービスの運用リテラシーからtetoteFAAVOのコラボ企画まで、幅広い対話を通じてお互いの熱意と信頼関係が強く感じられる対談となりました。
吉田さん、ぜひまた遊びにお越しください!ありがとうございました!

イイネ!

【公式ホームページ】ハンドメイド、手作り品の販売・購入ができるフリーマーケットサイトtetote
【tetote公式ブログ】ハンドメイドOLさくらこ~手作り日和~
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取材:齋藤 文・写真:松岡

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